大田区蒲田にある文法・語彙の強化が中心の英語学校です

僕が留学したのは、もう20年近く昔のことです。
僕がオーストラリアを留学先に選んだのは、単純に治安とコストが理由でした。
英語を学びたいだけで、どこかの国に憧れがあったというわけでもなかったのです。

2学期制で1学期ごとに学費を払うシステムでしたが、最終学年の当時、学費は4900ドルでした。今でも覚えていますが、その年はオーストラリアドルと円の為替レートは60円ぐらいでしたので、学費は半年で30万円ぐらいだったのです。1年でも60万円、しかも3年制ですので、日本の私大よりは、はるかに安い学費と言えました。これでも、現地の学生よりは留学生の学費は高かったのですが。

ところが、現在ではなんと1年の学費が20000ドル以上に上がっています。当時の倍以上ということになります。
かつ当時より円安ですので、日本円に直すと3倍ぐらいの計算です。

これは、オーストラリアの経済が好調で、年々インフレが進んでいること(経済が健全に成長しているとゆるやかにインフレが進むことになっています)が一因です。かつ日本はデフレですから、物価の差は開いていくばかりです。これでは、一般家庭ではなかなか子供を留学に出せないと思うと暗澹たる気持ちになります。

日本では、子供の学費を無償化しようという動きも出てきていますが、これは大事なことだと思います。オーストラリアでも現地の学生は1年10万ほどの学費でしたので、勉強したい人は誰でもできるという状態でした。勉強したいのにお金がなくてできない、これは先進国と言えるのでしょうか。

ちなみにフィンランドなどの北欧の国では、留学生でも大学の学費が無料のところがあるとのことで、留学先として一考の余地があるのかもしれません。

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