最近、予備校の先生が授業のコマ数を減らされたことに対して、予備校側を訴えるというニュースを見ました。
予備校の先生は1年更新で契約しているとのことで、有給なんかも非常に取りにくいとのこと。それを変えようという活動をやっていたのもこの先生が学校側に疎まれる原因になったようです。
僕は学生時代、英語が苦手で嫌いでした。
それを変えてくれたのは、高3の時に通った小さな予備校の先生でした。
彼の教え方は本当にわかりやすく、この6年間学校でやっていたことは何だったのだろうと僕は思ったものです。
中学、高校の授業は教科書を読むだけで、今教える立場に立ってみると、あれだけ手抜きの授業はありません。
あまりにひどいので、授業後に予備校に通うようになるし、予備校のほうがわかりやすいから学校の授業はどうでもいいやと学生側もなってしまいます。
しかしそのクオリティでありながらも学校の先生にはクビもないし、退職金等も手厚いわけです。
予備校の先生と学校の先生を分けるものは、教職があるかないかだけであり、しかもその教職というのも大学の時に専攻をやりながら片手間で取れるものであることを考えると、予備校の先生はスキルの割には境遇がかわいそうな気もします。
日本の教育はやはり問題が多いように思います。