忘年会シーズンですね。
よく生徒の方に受ける質問の1つに「忘年会は英語で何と言うんですか?」というのがあります。
正直なところを言えば、答えはないです。おそらく英語圏では「今年のことは忘れましょう」的な考えはないのでしょう。考えてみればあんまりポジティブじゃないですよね、今年のことは忘れようという考え方。悪いことがあったから忘れましょうというふうに聞こえます。名前を「謝年会」みたいにすれば、今年お世話になった人に感謝する会ということで、より意味がある感じになりそうです。どちらにせよ、忘年会、新年会と続くのはあまり意味がないので新年会だけでいいのではと思ったりもしますね。
日本は宗教の影響が少ないので欧米よりも伝統的なお祝いが少ないように思います。イースター、クリスマス等、欧米の場合にはキリスト教が元になっているものが多いですよね。
そういえば、日本ではあまり聞かないなという英語圏のパーティーにはhouse warming partyというのがあります。日本でも引っ越しパーティーをする人はいるかもしれませんが、多数派ではないですよね。言い方のhouse warmingというのも感覚が面白い気がします。
文化的な側面を考えるとそのまま直訳できない日本語も多いので、英語を話すというのは奥が深いといつも思います。