英語総合即戦学校は、創立以来２人でやっています。
今日は講師２人についてちょっと書きたいと思います。

僕と熊田はどちらも駅前にあるチェーンの大手英会話学校で英会話講師を始めました。ただし、同じ学校ではありません。熊田は町田校、僕は川崎校でした。

他の学校の講師とは普段あまり交流する機会はないのですが、たまたま泊まりの研修がありました。これはアドバンスト研修ともいうべきもので、ある程度のキャリアを積んだ講師が集められて教え方の講習を受けるものです。町田校と川崎校は大きな学校だったので、そこでクラスを多く任されていた僕と熊田が呼ばれたのでした。

この研修は伊豆高原の自社研修施設で行われましたが、少人数で、男性講師は３人で同部屋でした。そこで意気投合したといえばそうなのですが、もっと細かく言うと僕は熊田の英語の教え方への姿勢に衝撃を受けました。彼は初対面の時にすでに小脇にビールの６本パックを抱えていて、自己紹介もそこそこに「今日の夜は飲みましょう！」と話しかけてきました。フレンドリーな感じが全面に出ていたので、僕の第一印象は「まあ研修は適当にやって、夜の飲みを楽しみましょう」という人なのかと思っていました。

ところが到着して次の日、本格的に研修が始まると、僕の想像していた感じとは全然違ったのです。とにかく研修への姿勢が真剣で「なるほど、これは教えるときにためになるな」という視点で、模擬授業についても夜遅くまで真剣に内容を練って、素晴らしい授業をしていました。

夜、飲んでいる時も深い話が多く、政治の話も出てきて、人間的にも面白い人だなあと思ったのを覚えています。
ただ、学校を２人でやることになったのはだいぶ後の話です。次に続きます。