今回は僕が今まで15年ほど教えてきた中で感じた「伸びる」生徒の特徴について書きたいと思います。これは英語学習のみならず、他のことにも同じような気がしています。
目標がはっきりしている
まずは、目標がはっきりしていることです。英語学校に通う方でも中には「英語ができるとかっこいい」「今の時代英語ぐらいできないと」という漠然とした理由の方も多いです。中には「映画を字幕なしで見たい」という一見、具体的な目標に見えてもなぜそれが目標なのかが曖昧だったりするケースもあります。字幕なしで見ないといけない必要性は何なのか、字幕なしというのがどういうレベルを想定しているのかが曖昧ということですね。それよりも「仕事でメールをしないといけないが、今は時間がかかっているので、調べないで〇分でメールを書けるようになりたい」というような具体的な目標がある方は、伸びていく可能性が高いです。
自分のやるべきことがはっきりとわかっている(自分を正しく分析できている)
その目標にたどり着くためには、まず自分の今の立ち位置を知っておく必要があります。そこから逆算して、何をどのような順番でやっていかなければいけないのかをしっかりとイメージできていることが大切です。例えば、こちらから宿題を出しても、ただこなすという感じの方と、自分の目標達成の過程に必要なものだと理解している方では、提出される宿題の質が違います。
英語をやらなきゃという焦りから、ただ外人と話して、勉強した気になっているのが英語学習においては一番ダメなパターンだと思います。その前に自分で言いたいことを英語に変換できるのか、会話に足りうる語彙を持っているのか、その辺を自分で分析して、順番を考えて勉強の計画を立てられる方が成功するタイプだと思います。