毎日のようにコロナウイルスの話題ばかりです。
特徴としては感染力の強さのようです。
対策としては、手洗い、うがいに加えて、人混みに行かないことというのもあげられています。

しかし、人混みに行かないというのは、東京ではほぼ不可能です。ほとんどの人が満員の通勤電車に乗ることを余儀なくされています。それをいきなり号令だけかけて「時差通勤を頼む」と言われても無理な話です。プレミアムフライデーでも同じことが起きたと思うのですが。

以前から思っているのですが、満員電車というのは異常です。英語の話でいえば「痴漢」というのは英語で何というのかと生徒の方に聞かれることがありますが、オーストラリアに4年いて、聞いたことがありませんでした。それもそのはずです。満員電車ではなければ、痴漢というのは成立しにくいものだと思います。もみくちゃの中でバレないだろうという心理もあると思いますし、密着することで興奮してしまうような側面もあるのでしょう。

痴漢の話をしたいわけではなく、いかに満員電車が異常で、人にストレスがかかるものであるかを僕は言いたいのです。これを解消する方法は一つしかありません。大都市への一極集中をやめること、これにつきます。一極集中をやめ、人口が分散することで、ひいては地方の活性化にもつながり、少子化対策にもなります（地方活性化は少子化問題に密接に結びついています）。特に日本のような地震大国で、一都市に人が集中するのは経済が麻痺するリスクをはらんでいます。

長期的視野を持って、行動できる政治家がいないのは、本当に嘆かわしいことです。
選挙の時にタイムリーな話題で票を取りに行く集票ゲームにはうんざりです。

遅すぎるかもしれませんが、今回のコロナウイルスで人口の一極集中を改める政策を出してくれることを切に望みます。