僕は英語という言語自体は、簡単なものだと思っています。

日本語のように漢字がたくさんあったり、敬語があったりするほうがよっぽど難しいと思いますし、日本に生まれて日本語が第一言語でよかったなあとつくづく思います。英語はシンプルであるからこそ世界の共通語になっていると思いますし、単に使っている人が多いからという理由ではないように思います。

事実、ヨーロッパの人は、英語を第二言語として使いこなせる人がほとんどです。それに比べると、日本人は英語を話せないイメージが昔から強いですね。理由は、いたってシンプルだと僕は思っています。

それは、日本語との語順の違いです。日本語の文と違って、英語は主語と動詞から文が始まります。これは中国語や多くのヨーロッパの言語と同じです。第一言語と語順が同じだったら、後は単語を入れ替えるだけなので、マスターはしやすいでしょう。

日本人が英語をマスターしようとするとこの語順が必ず壁になります。第二言語として英語をマスターするといっても第一言語が何かによって学習法は変わってくると思いますし、日本人には日本人の学習法があると思います。日本人の場合にはやはり主語＋動詞で始めることに慣れること、それから、その使う動詞によって英語は後ろの形が決まるので、それをしっかり意識して覚えていくことだと思います。高校の英語でいうところの５文型というものを中心に、動詞の使い方を徹底してマスターする、これが文法の中でも一番大事なことなのではないかと思っています。