フィリピンへの短期留学がここ数年人気です。
個人的にはフィリピンなら近いし、コストも安いので、スピーキングの練習をするにはもってこいだと思います。僕も海外の大学へ留学しましたが、毎日聞いたり話したりを繰り返す生活は英語をマスターするのに大切だと思います。
ただ、誰でも留学すれば話せるようになるというわけではありませんし、とりあえず行ってみたらとは僕は思いません。実は行ってもあまり効果がない人もいます。僕が留学していた時にも周りの留学生で、2年も3年もいるのにろくに話せないという人もざらにいました。
話せるようになるためには、2つの段階があります。まず一つは、頭の中に浮かんだ日本語を英語にできることです。我々の第一言語は日本語なわけですから、自分の言いたいことは日本語で頭の中に浮かんでくるわけです。それを英語に直すということがまず必要になってきます。そのためには、材料になる単語と英語の場合には語順が違うわけですから、並べ方のルールである文法の知識も必要になってきます。
そのうえで、その英語に変えるスピードを上げないといけません。会話というのはスピードが速いので、ある程度のスピードがなければ会話が成り立ちません。スピードを上げるためには、とにかく日本語を英語にすることを繰り返すということです。単語と文法は頭に入っていて、あとはスピードを上げるだけという方には留学は効果的です。単語も文法もないという方は、投資に見合う効果は得られないと思いますので、まずは日本で単語と文法を勉強することをおすすめします。